巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
【千住堂 華華さんの徒然日記】 〜縁とは異なもの〜
【千住堂 華華さんの徒然日記】
〜縁とは異なもの〜
今日は1球建築士として、都内の地主さんの家に打合せに伺う。
実はこの家には、代々受け継いだお社がある。100年ほど前、女系の地筋だった家の当主が次々に亡くなるという事が起こり、その時、建立したのがそのお社だと言う。
相続のためにその土地の一部に、利益を産む建物を建てなければならなくなった。
名の知れたお金持ち、13億にはなる仕事、
たくさんの業者がプランを持ち込んだが、どれも気に入らず、
計画は頓挫していたらしい。
そんな時、私に依頼がまわってくる
少し頑固なお施主さんなので、事前に現地調査をする事も叶わず。
私はGoo◯◯マップの写真を使い、縮尺を合わせ、机上で現地を確認した。
たくさんの手入れされた木々、美しい蔵、大きな日本家屋...これ壊すのか....
相続のためにお金が必要、
こうして良いものがどんどん無くなって行く、
「日本の税制。。間違えてませんか!」
時々、そんなふうに叫びたくなる
お金持ちを擁護する訳では無いけれど
長年、受け継いだものを、使命に似た感覚で守り続けている人だっているんです。
でも、不貞腐れていても何も始まらない。
私は私に出来る事を
お社を守る事、
1本の大木を守り、シンボルにすること
その2つをコンセプトに、プランを立て
パースを描いた。
そしたら、呼び出された。
「打合せに来てください」と
今日、打合せに伺って
そのお社がどれだけ大切にされているか
一眼でわかった。
「縁とは、異なもの」
お許しを頂いて、お詣りもできた。
お施主さんは、玄関口まで来て
「頼りにしています。よろしくお願いします」
と頭を深々と下げて下さった。
『驕らずにいこう』
これは私の実力ではない。
つくづく、そう思う。
ありがとうございます。
相続のためにお金が必要、
こうして良いものがどんどん無くなって行く、
「日本の税制。。間違えてませんか!」
時々、そんなふうに叫びたくなる
お金持ちを擁護する訳では無いけれど
長年、受け継いだものを、使命に似た感覚で守り続けている人だっているんです。
でも、不貞腐れていても何も始まらない。
私は私に出来る事を
お社を守る事、
1本の大木を守り、シンボルにすること
その2つをコンセプトに、プランを立て
パースを描いた。
そしたら、呼び出された。
「打合せに来てください」と
今日、打合せに伺って
そのお社がどれだけ大切にされているか
一眼でわかった。
「縁とは、異なもの」
お許しを頂いて、お詣りもできた。
お施主さんは、玄関口まで来て
「頼りにしています。よろしくお願いします」
と頭を深々と下げて下さった。
『驕らずにいこう』
これは私の実力ではない。
つくづく、そう思う。