巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
2024-01-03 23:39:00
【▪️珊瑚ノ宮千住堂✳︎華華✳︎の話語り▪️ 神仏習合のお話〜その1の3『三十番神3』
✴︎広田大明神✴︎(広田神社)です
広田大明神とは、天照大神さまの荒御霊
(撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと))です。「荒御霊」について、少し説明致しますね。古代の人々は神霊を4つの魂のはたらきに分けました。
⚫︎荒霊(あらみたま)」→勇猛果敢な魂のはたらき
⚫︎「和魂(にぎみたま)」→ 柔和で平和な魂のはたらき
⚫︎奇魂(くしみたま)」→ 不思議な霊妙な魂のはたらき
幸魂(さちみたま)」→ 人間に幸福をもたらすはたらき。の四魂です。
「日本書紀」に、以下のような説話があります。
仲哀(ちゆうあい)天皇の皇后、神功(じんぐう)皇后さまが、朝鮮の新羅(しらぎ)を征服して帰途についた時、九州で皇子(後の応神(おうじん)天皇)を出産し、大阪難波の港を目指しました。港が目の前という所で、船が海中でグルグル回って進めなくなりました。そこで神意を伺うと“天照大神の荒霊を広田の国に祀れ”との託宣がありました。神功皇后は甲山の頂上に刀剣、宝物を埋めて献上し、その山麓に、国土の鎮め外難の護りとして鎮め祀られました。
珊瑚ノ宮にご縁の深い✳︎神功皇后さま✳︎が
お祀りされたのですね。
※三十番神』とは、神仏習合の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。