巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
▪️珊瑚ノ宮 千住堂 巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️ 神仏習合のお話〜その1の16『三十番神』
三十番神 『16日』のご守護のかみさまは #平野大明神
(#平野神社 )です。
平野大明神とは
平野神社の祭神は、第一殿は『#今木神(いまきのかみ)』、第二殿は『#久度殿(くどのかみ)』、第三殿は『#古開神(ふるあきのかみ)』、第四殿は『#比売殿(ひめがみ)』です。平野の地に祀られたこの四神を総称して【平野大明神(ひらのだいみょうじん)】と申し上げます。
「いまきのかみ」とは、百済(くだら)系の渡来人達が祀っていた神様でした。百済の #聖明王 (せいめいおう)や、染織の神様
とも言われています。
「くどのかみ」は、中国の北部から朝鮮半島にかけて信仰されていた竈(かまど)の神様です。
「ふるあきのかみ」はやはり百済渡来の神様で、和氏との関係から今木神と共に#平野神社に祀られました。ご神徳は、邪気を振り開(はら)って平安にする力があるという事です。
『#平野大明神 』は、日本と融合した国際的な神様のようです。このように外国から渡来して来た神さまを主祭神としてお祀りされておられる神社さまを、私も初めて知りました。
そして、「仏様が伝来した初期の頃、やはり✳︎違う国の神様✳︎として日本古来よりの神さまと同列に信仰されたというお話を思い出しました。それがどんどん定着して行き、良き方向に進化して、『神仏習合』という信仰が、広く、長く、伝わったのでしょう。寛容で、素直で、前向きな日本民族に生まれて、幸せです。
平野大明神さま、16日の御守護
ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
千住堂では、「#巫女舞」「#宮ノ舞」「#仏舞」教室、写仏、写経等で、ご神仏を学ぶ、「書の教室」を開いております。舞も書も性別、年齢を問いません。ご興味がありましたら、お問合せくださいね。