巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
【▪️珊瑚ノ宮 千住堂✳︎華華✳︎の話語り千住堂✳︎華華 神仏習合のお話〜三十番神2
✴︎諏訪大明神✴︎(諏訪大社)です
諏訪大明神とは、建御名方(タケミナカタ)神です。水・風の神とされ、時には龍神さまとしてお祀りされていらっしゃいます。
国津神の中で最強と言われるほど武神として崇められる神様でもありますが
古事記に記される「国譲り」の説話にて
天照大神さまの使者✳︎武甕雷神✳︎と相撲をとって闘い(これが相撲の起源となりました)負けた事で、天津神が国津神より葦原中国を譲り受けることとなったとあります。
あまりお名前を、お聞きにならない神様かもしれませんが、この神様の説話は多く、古事記が記された時代背景に興味が湧いたりします。ご興味がありましたら、調べてみてくださいね。
闘いに負けたのに、武神として崇拝される
✳︎建御名方神✳︎
「最後の最後まで意志を貫き、諦めない勇気が尊い」という事なのでは無いでしょうか。そうして
最後に、潔く負けを認めた諏訪の地で、お祀りされておられます。
※三十番神』とは、神仏習合の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
【▪️珊瑚ノ宮 千住堂✳︎華華✳︎の話語り▪️三十番神1
石川県、新潟県、地震の被害にあわれた方のご無事をお祈り致します。
皆さまは✴︎神仏習合✴︎をご存じでしょうか?お寺に神様のお社があったり、神社に
お寺の遺跡があったり、よく目にします。
珊瑚ノ宮は神仏習合の宮です。そして私のご先祖さまも、儒、仏、道教と日本古来の神々を融合させた神道の租です。
仏教が日本に伝来したのは飛鳥時代、その後、聖徳太子さまと推古天皇さまが日本の平和のために、広く仏教を重用し
奈良時代、平安時代を経て、江戸時代まで『神仏習合』という日本独自の信仰が、長く長く続きました。明治新政府が「神仏分離令」を発布した事により、廃される事になりましたが、それは、日本の民に根付いた土着の信仰だったのだと私は思います。
『三十番神』とは神仏習合の信仰の中で
毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神さまの事です。
お師匠様から、この三十番神を、今でも、お寺さまが大事になさっていると聞き、感動しました。お寺のお上人さまが、神さまに感謝を捧げる。。。どんなに人や権力が
変えようと思っても、変えられない心があるのですね。(そしてこの『三十番神』さまの信仰は、私のご先祖さまが開祖だという説もあるのです。)
前置きが長くなりましたが、これから1日ずつ『三十番神』のご紹介をしていきたいと思います。
さて、1日のご守護の神様は?
✴︎熱田大明神✴︎(熱田神宮)です
熱田大明神とは、「天照大神」さまの事です。
本日、初詣で天照大神さまのお札を頂いた方も多いのでは?日本の最高神
「1日」始まりの日に相応しい神様ですね。
地震を鎮めて頂けますように
お弟子 孝子さん お稽古風景
【昨日は✳︎冬至✳︎でした】
冬至
北半球では太陽が天頂に達する高度が最も低くなり、夜が1年で最も長くなる日です。私は春分の日(昼と夜の長さが同じ日)の生まれなので、二十四節気を大切に過ごします。夜が最も長くなる事から「太陽の力が最も弱い日」とも言われ、様々なご神事が行われる日でもあります。それは冬至を境に太陽の力がどんどん甦って、みなぎってゆく始まりの日の境界だからです。
✳︎冬至って超ポジティブな日なのですね✳︎
私も太陽の色の「かぼちゃ」を食しました。
自分でお料理をした日は、
まずはご宝殿にお捧げします。命を頂く事に感謝を込めて
「感謝」の気持ちを形にするようになってから、ますますお料理が楽しくなりました。
かぼちゃの他に「冬至の七草」もあります。日本の食習慣って意味があって素敵ですね。是非、調べて見てくださいませ。
●本日のメニュー●
・かぼちゃの黒蜜煮
・きのこと豚肉の和え物
・柚子と湯葉のおすまし汁
美味しゅうございました!