巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
【千住堂 華華さんの徒然日記】〜夏越の大祓〜
【千住堂 華華さんの徒然日記】
〜昨日は半年間の罪、穢れを祓う
『大祓』の日でした〜
『大祓は』6月、12月の末日に、神社さまや宮中で行われるご神事です。この時期、
大きな「茅の輪」を神社さまが用意してくださり、それをくぐる事で、私達も穢れを祓う事ができるとされています。
半年に一度、自分と向き合う機会を頂けるのは、ありがたいですね。
珊瑚ノ宮は『神仏習合』の宮です。
私は、毎朝、40〜50分ほどお経巻を読誦させて頂いていますが、昨日は「経巻読誦」をさせて頂いた後、久しぶりに「大祓祝詞」を奏上させて頂きました。
鬼神の舞を舞い、導士の襷を頂いてから、いろんな方の、ご事情を打ち明けられ
お経のお話をさせていただく機会も増えています。自分はこのように、人に、ものをお伝えする者に、足りているのか、時折不安になりますが、良きお師匠さまに恵まれ、また、節目節目で振り返る機会を与えられていること、感謝ですね。
そして、大祓の日
私は髪を切る事にしました。
以前通っていた、青山のサロンに連絡したら...私、2年以上も美容室に行って無かった。「白髪」も長年悩まされた「乾癬」という頭皮の病気も、今使っている
『珊瑚ミネラル』のトリートメントで全てクリアになり、髪を染める必要がありませんでした。全てを浄化する『珊瑚』の優しい力に感謝です。
そしてカットは、
「リフトアップカット砂山」の美容師 藤尾さんにお任せしました。彼に切って頂くと
髪の先まで、元気になるんです。
そして
清々しい気持ちで、7月を迎えました。
【千住堂 華華さんの徒然日記】〜心尽くし〜〜
【千住堂 華華さんの徒然日記】
▪️珊瑚ノ宮「千住堂」巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️ 🌸5/19千住堂、吉原神社ご奉納に寄せて🌸 〜吉原物語 VOL 2〜
吉原神社さまでご奉納させて頂きたい。
そう思ったのは、千住堂の御守護の神さま『弁財天さま』『市杵嶋姫命さま』
が御祭神という事はもちろんなのですが
「吉原観音さま」のお話にも、心を大きく動かされました。
皆さまはご存じでしょうか
関東大震災の時、吉原遊郭に隣接する花園池(弁天池)で、600人近くの方が大火の犠牲になって亡くなっている事を
前年、美術館での戦争と震災の慰霊の展示会で、舞わせて頂いただきました。震災を描いた悲惨な絵画と語り部の語りは、私の想像より遥かに凄惨な情景でした。
そして、吉原の弁天池のお話
東京新聞の前身「都新聞」が震災後に弁天池の状況を書いた記事があります。
「池の中も周囲も死体の山だ。焼けただれた手足に残る浴衣や帯の千切ちぎれてる中に親子が黒焦げとなっていたのは胸がつぶれてとめどなく涙が流れた」「水死は白札、焼死は赤札をつけるのみで誰が誰やら一向しれず」
その当時の記事の写真が吉原観音の近くに掲示されています。(添付写真です。苦手な方は
拡大等して見ないでくださいませ)後世に事実をお知らせすること、受け止めることも、きっと慰霊になるのだと、私は思います。
この震災で犠牲になられた命を慰霊なさっているのが、「吉原観音」さまです。
初めて手を合わせた時、観音さまのお顔が
少し厳しく思えて、観音経を読誦させて頂きながら、「この場所で、仏舞を納めさせて頂きたい」と心から願いました。
5/19
吉原神社さまと町内会さまのお計らいで
吉原観音さまにて、仏舞をお納めさせて頂ける事になりました。
先日、お弟子の菖さん、しのさんと、吉原観音さまにご挨拶にまいりました。
美しいアゲハ蝶が、すーっと入り口で私達を
いざなうように先導してくれました。
みんなで顔を見合わせ、「ありがたいね」と
幸せな暖かい気持ちになりました。
少しはお役に立ててるのかな。
毎日毎日自問自答の日々です。
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#慰霊 #奉納舞 #宮ノ舞 #仏舞 #千住堂
▪️珊瑚ノ宮「千住堂」巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️ 🌸5/19千住堂、吉原神社ご奉納に寄せて🌸
〜吉原物語 VOL 1 〜
吉原というとすぐに思い浮かぶ「吉原遊郭」
江戸幕府開設間もない1617年、日本橋葺屋町(現在の日本橋人形町)幕府公認の吉原遊廓が誕生しました。
江戸という時代は、ほんとうに優れた政治家がたくさんいたんだと思います。
この遊郭の設置により、性犯罪や刃傷沙汰の大変な抑止になったと思います。また一つの場所に集中させたやり方は、宣伝効果も抜群で、競争心をあおり、切磋琢磨して
美しく、教養のある花魁が生まれるきっかけとなったのではないでしょうか。取締もしやすかったと思います。暗いところばかり、クローズアップされる吉原ですが、実は花魁は、その時代のファッションリーダーだったようです。
数々の着こなし、髪型、流行りものが
吉原より、生まれたのです。
昨今、舞台で演じられる花魁は
胸元を露わにして、派手な衣装を纏う事が多いような気がします。
写真に残る本物の花魁達は、決して
そのような身なりではありません。
30キロ以上もあるお衣装を身につけ、たくさんの髪飾りをつけ、20センチ以上ある三枚歯の下駄を履き、それでも美しく
すっと立っています。
辛い事、苦しい事、女性であるが故に貶められた環境の中で、たくさんの不条理を抱えて、それでもその世界で上を目指す
女の強さ
その花魁達が、祈りを込めた神々に、
思いを馳せながら、心をのせて
舞たいと思います。
小さな御本殿ですが、気持ちがとても良い場所です。宮司さまご夫妻とお母様が
大切に大切に守っていらっしゃる神社さま
立ち見になると思いますが、宜しかったら
見届けにいらしてください。
ご連絡くだされば、詳細をお伝え致します。
吉原神社さまホームページ ↓
http://yoshiwarajinja.tokyo-jinjacho.or.jp/
●千住堂 ご奉納舞
5月19日
午後13:00より 吉原神社様
午後 14:00ごろより 吉原観音様