巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
【千住堂✳︎華華さん✳︎の徒然日記 〜重陽の節句 日々に感謝と邪気払い〜】
9月9日は「5節句」の一つ✴︎重陽の節句✴︎です
菊の節句とも言われ、平安時代に中国から日本に伝わりました。
古代中国では、奇数は「陽の数字」と考えられ、✴︎祝いの日✴︎とされました。
その中でも、9は最高の数字
ただ、(重陽の節句を私が好きな理由なのですが) あまりにも、良い数字が重なると
災いを呼びやすいともされ✴︎邪気払いの日✴︎ともされています。
「調子の良い時は、さらに心を配り、憂事に備える」
そんな教えの日でしょうか。
仏様の教えにも、相通ずるところがあります。
菊の花は、『邪気を払う』 とされ
重陽の節句には、菊の花をいけたり、菊酒を飲んだりします。そしてその時期その時期に収穫できる旬のものを食して、
命の尊さを思い、感謝し、無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄などを願うのです。
季節季節の節目に、自然の恵みに感謝し
祝うのですね。
日本人の美意識の高さ、繊細な心の機微、
それを思う時、とても優しい気持ちになります。
日本に生まれて良かったですね。
私も、今日は
菊の花をいけ、菊酒をご宝殿にお供えして
邪気払いをさせて頂きました。
ありがとうございます。
【千住堂✳︎華華さん✳︎の徒然日記 〜神社さまへ残暑のご挨拶〜】
【千住堂✳︎華華✳︎さんの徒然日記】 〜1級建築士の仕事・お役目〜
【千住堂✳︎華華✳︎さんの徒然日記】
8月は、忙しい月となりました
珊瑚ノ宮 宮主巫女に随行させて頂き、3日間、舞をお納めさせて頂き、典儀というお役目を頂く事になりました。ありがとうございます。
そして、千住の地に、骨を埋める覚悟をした、月にもなりました。千住に小さな土地を買う事になりました。思えば不思議に導かれた「千住」。その名をつけた『堂』を開かせて頂き、「千の人が住むこの地」で
ようやく、✴︎珊瑚建材✴︎を世の中に広める第一歩を踏み出せそうです。
私の天職、1級建築士として
環境を改善する✴︎珊瑚の建築✴︎の第一人者になる。そんな決意と共に、本日、デベロッパーさんと打合せして参りました。小さな小さな家にはなりますが、私にとっては大きな、大きな第一歩です。
そして、先日、私が設計した宿泊施設のバーラウンジの写真を、千住堂のお弟子さん達に見せたところ。。。とても驚かれ。。。(笑)
いつも、化粧もせず、体力勝負で舞を教える師匠に、こんな面もある事をもう少し
伝えていかなければいけないなあ、と思いました。
(一応デザイナーでもあるので、お客様に悪い印象を与えぬよう、普段はそれなりにお洒落しています。ブランド物は買えないけれど。。千住堂の堂主としても、美しくありたいですね。。。反省。。。)
#北千住 #巫女 #尼 #1級建築士 #2足の草鞋 #珊瑚 #珊瑚建材 #道場
【千住堂✳︎華華✳︎さんの徒然日記】 〜本榊 と ひさかき〜
【千住堂✳︎華華✳︎さんの徒然日記】
〜本榊 と ひさかき〜
皆さまは、榊の木が2種類、あるのをご存じでしょうか。神社さまで御本殿やお玉串として捧げられる榊、神棚にも飾りますよね。
その理由、ご存知でしょうか。
神道では、葉先の尖った植物が「神様の依り代になる(神様の力が宿る)」と考えられ、また、四季を通じて豊かな緑の葉が茂ることから、その葉に神さまの力を宿して頂き、「神さまに感謝」を伝える。
そのために、榊の枝葉を捧げるのです。
この榊、実は「本榊」「ひさかき」の2種類あって、関東以北(東京も)で、お花屋さんで売られているのは、ほとんどが「ひさかき」です。全国に仕入れ先を持っている大手のチェーン店などでは、「本榊」が売られている事もありますが、なかなか、手に入りにくいです。
神社さまに捧げられている榊は殆どが「本榊」、私も毎日、ご宝殿に捧げさせて頂いているので、「何とかならないかなあ」と
思い...浅はかながら、3年前
本榊の苗を購入しました。私の腰くらいの高さの、割と大きめの苗を購入したにも関わらず、全然、頃良い枝葉をつけてくれず
(そりゃそうですよね。もともと東京以北では気候のために生息しないのですから)
諦めの悪い私は、それでも
大事に育ててきました。2年前からは
私が飲んでいる『珊瑚ミネラル水』を毎日欠かさずさしあげて、人工の肥料は一切使わずに....
そして
『華華の榊』は
今では私の身長を超えて、稽古場の塀を超えて!鉢植えにも関わらず!大きくなり
ようやく、今年の春より
ご宝殿に捧げさせていただける枝葉をつけてくれるようになりました。
人からみると、きっとなんて事はない
「小さな幸せ」かもしれませんが
私にとっては
「大きな大きな幸せ」
枝から切り離す時は少し悲しいので
枯らさないように大切にしています。
少し小ぶりですが、春に切った枝葉は、まだまだ元気で、ご宝殿を守ってくれています。
時折、お弟子さんが持って来てくださったお菓子と一緒に、ご宝殿に捧げます。
今日も暑いので、美味しいお煎茶を冷茶にして、添えました。
こうして健康でいられる事、美味しいお菓子を頂ける事も、大きな幸せですね。
暑い日が続きます。皆さまも
【千住堂 華華さんの徒然日記】 〜縁とは異なもの〜
【千住堂 華華さんの徒然日記】
〜縁とは異なもの〜
今日は1球建築士として、都内の地主さんの家に打合せに伺う。
実はこの家には、代々受け継いだお社がある。100年ほど前、女系の地筋だった家の当主が次々に亡くなるという事が起こり、その時、建立したのがそのお社だと言う。
相続のためにその土地の一部に、利益を産む建物を建てなければならなくなった。
名の知れたお金持ち、13億にはなる仕事、
たくさんの業者がプランを持ち込んだが、どれも気に入らず、
計画は頓挫していたらしい。
そんな時、私に依頼がまわってくる
少し頑固なお施主さんなので、事前に現地調査をする事も叶わず。
私はGoo◯◯マップの写真を使い、縮尺を合わせ、机上で現地を確認した。
たくさんの手入れされた木々、美しい蔵、大きな日本家屋...これ壊すのか....
相続のためにお金が必要、
こうして良いものがどんどん無くなって行く、
「日本の税制。。間違えてませんか!」
時々、そんなふうに叫びたくなる
お金持ちを擁護する訳では無いけれど
長年、受け継いだものを、使命に似た感覚で守り続けている人だっているんです。
でも、不貞腐れていても何も始まらない。
私は私に出来る事を
お社を守る事、
1本の大木を守り、シンボルにすること
その2つをコンセプトに、プランを立て
パースを描いた。
そしたら、呼び出された。
「打合せに来てください」と
今日、打合せに伺って
そのお社がどれだけ大切にされているか
一眼でわかった。
「縁とは、異なもの」
お許しを頂いて、お詣りもできた。
お施主さんは、玄関口まで来て
「頼りにしています。よろしくお願いします」
と頭を深々と下げて下さった。
『驕らずにいこう』
これは私の実力ではない。
つくづく、そう思う。
ありがとうございます。
相続のためにお金が必要、
こうして良いものがどんどん無くなって行く、
「日本の税制。。間違えてませんか!」
時々、そんなふうに叫びたくなる
お金持ちを擁護する訳では無いけれど
長年、受け継いだものを、使命に似た感覚で守り続けている人だっているんです。
でも、不貞腐れていても何も始まらない。
私は私に出来る事を
お社を守る事、
1本の大木を守り、シンボルにすること
その2つをコンセプトに、プランを立て
パースを描いた。
そしたら、呼び出された。
「打合せに来てください」と
今日、打合せに伺って
そのお社がどれだけ大切にされているか
一眼でわかった。
「縁とは、異なもの」
お許しを頂いて、お詣りもできた。
お施主さんは、玄関口まで来て
「頼りにしています。よろしくお願いします」
と頭を深々と下げて下さった。
『驕らずにいこう』
これは私の実力ではない。
つくづく、そう思う。