巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
▪️珊瑚ノ宮「千住堂」巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️
3月になりました。3月のお彼岸、春の始まる日は私の誕生日。。特別な月です。
三十番神のお話、また続けていきますね。
少しわかりやすくお話できたら良いのですが。。。
1月の投稿で、1日1日を、その日の担当の神さまがお守りくださっているお話を致しました。『神仏習合』には、もう一つ
『#本地垂迹』(ほんちすいじゃく)という大切な教えがあります。
※本地垂迹説〜仏と神々は根本的には同じで、日本の神々は国内の実情に合わせて仏(本地)が姿を変えて現れてくれたもの(垂迹)とされました。
この教えは奈良時代に起こり、平安時代に発展し、明治の 神仏分離令 まで
大切に伝えられたものです。
神さまのお姿で現れられた時、
仏様のお姿で現れられた時、
それぞれに、時々に、お役目があられるのだと思います。そのどちらのお姿も、尊く、ありがたく、手を合わせられる事、日本人の心のあり方、素晴らしいですね。
1日の御守護の神さまは
『天照皇大神』さま
1日の御守護の本地仏さまは
『大日如来』さまです。
天照皇大神さま、大日如来さま
1日の御守護、ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
珊瑚ノ宮千住堂は✳︎『神仏習合』のお堂✳︎です。
神さまに感謝して奉る舞、仏様と共に救いを祈る舞
「#巫女舞」「#宮ノ舞」「#仏舞」教室、写仏、写経等で、ご神仏を学ぶ、「書の教室」を開いております。
お問合せは、このページの「お問合せ」ボタンから
お願い致します。
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#本地仏 #天照皇大神 さま
#大日如来 さま
【ありがたいという事 Vol.2】
〜お弟子の皆が、笑顔で仏様を描くお稽古日〜
まさか私が、絵を描く事をお伝えする立場になるなんて。。。しかも『仏様』のお姿を。。
きっと一番喜んでくれているのは、今は亡き父だと思います。
私の父は「絵描き」でした。
けれど、没落した実家を助けるため、弟の大学の入学金を支払うため、高卒で無線通信の資格を取り、離島の通信士として赴任し、弟達を大学に入れたそうです。
私の父は「絵描き」でした。
弟達を大学進学させた後、父はもう一度絵を描きたい、学びたいと決意、アルバイトをしながら大学入学の資金を貯めたそうです。けれど、やはり経済的な理由から、美大には行けず、唯一、実家から通える教育大学の美術学部へ進学、苦学生をしながら、高校と中学の美術教師の資格を取りました。
私の父は「絵描き」でした。
父は母と結婚しました。大手企業所属の陸上選手で、なに不自由無い環境で育ったお嬢様の母と、豪放磊落ではありますが、繊細な父が、どうやって結びついたのか?未だに不思議です。
私の父は「絵描き」でした。
私が生まれた頃、父はまだ、絵の道を諦めてはおらず、私が3歳になると、愛車の50CCのバイクの後ろに補助椅子を取り付け、2人で山へ登り、風景画を描き始めます。2人で、ほんとうに美しいものをたくさん見ました。贅沢な物など何も無い日々ではありましたが、自然が心を育てる事を
一緒に歩きながら、父が教えてくれた、豊かな日々でした。
私の父は「絵描き」でした。
弟が生まれ、妹が生まれ
父はだんだん絵を描かなくなりました。
多分、日々の暮らしが大変になったのでしょう。
それでも、父は幸せそうでした。たくさんの教え子に囲まれて、怒鳴ったり、笑ったり、泣いたり、長髪を振り乱して、竹刀を振り回した事もありましたが、決まって
その竹刀で叩かれた教え子は、卒業するとお酒を持って訪ねて来ました。
私の父は「絵描き」でした。
私が進路で迷っていた時、父は私に言いました。
「お前には、絵の才能は無い
ましてや、それで食うて行く才も無い
諦めて、違う道を行きなさい」
私は父の言葉を守りました。
何故なら、
父がどんなに絵を描く事が好きだったか、知っていたから
父がどんなに頑張っていたか、知っていたから
その父が言う事は正しいと知っていたから
絵筆を置いて、数十年経った今
お父さん
私、仏様のお姿を現させて頂いています。
お弟子さん達と一緒に、笑いながら
きっと一番、喜んでくれてるよね。
「才が無い」そう教えてくれた父は、優しい人でした。謙虚に、心を込めて、父の教えを守って
また、絵筆を握っています。
珊瑚ノ宮 千住堂にて、ご一緒に、
仏様のお姿を描いてみませんか
仏様のお師匠さま「貴う」さんの、ありがたいお話を、時々、聞かせて頂きながら
巫女尼 華華 の面白話を聞きながら
千住堂では 「宮ノ舞」「仏舞」と共に
『写仏』のお教室も開いています。
性別、年齢は問いません。
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【『ありがたい』という事】
昨日はお弟子さんのお稽古日
そして、千住堂のご宝殿で、初めて、お弟子さんがお経巻をよむお手配を頂いた日となりました。お題目を一緒に読誦させて頂き、お稽古場のドアをそっと閉めました。
私にとって、お経巻読誦の時間は、ご神仏と自分と、向き合う大切な時間、きっとご宝殿に向かうお弟子さんも、それを感じてくれている事でしょう。
隣の部屋で、漏れ聞こえて来る、たどたどしくも、まっすぐな、経巻読誦の声を聞きながら
『ありがたい』とはこういう事を言うのだなあ。。。と、
尊い時間を過ごさせて頂きました。
師匠と呼んで頂き、
珊瑚ノ宮千住堂「巫女尼」を名のらせて頂いてから、そのお名を、ずっと後ろから、いきせききって、追いかけ続けている日々ですが、
ご神仏とお約束をしたお役目の、ひとかけら分、踏み出せた日となりました。
ゆっくりと、体調も回復して
心も落ち着きを取り戻しました。
さて、ありがたくも!
自分の処理能力限界ギリギリの色んな出来事が押し寄せ、こけては、起き上がる、毎日でございますが
これからも、ご神仏と、珊瑚ノ宮のお師匠様に教えをこいながら、ご先祖さまの道でもある『神仏習合』の道を、歩んで参ります。
お見守りくださいましたら幸いです。
▪️珊瑚ノ宮「千住堂」巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️神仏習合のお話〜『三十番神』番外編その2
✳︎五番の善神(31日の御守護の神さま)✴︎
1.『十羅刹女』さま
#十羅刹女 さまとは、十人の女性の鬼神さま
です。
「鬼神」...鬼が神様になる。びっくり致しますよね。でもこれは、とても尊い事なのです。鬼は人を、命の糧と致します。その鬼が悟り、人(修行する良き人)を守護する神になられるのです。並大抵の「悟り」では無いですよね。
十羅刹女さまは、「鬼子母神」の娘とも言われ、共に「お釈迦さま」に出逢われて、会心し、『法華教を修行するものを守護します』と、他の、五番の善神さまと共に誓われます。それが記されているのが『陀羅尼品』です。
十羅刹女さまのお名前を以下に、お伝えします。
✴︎藍婆(らんば、ランバー)本地は上行菩薩。
✴︎毘藍婆(びらんば、ヴィランバー)
本地は無辺行菩薩。
✴︎曲歯(こくし、クータ・ダンティー)
本地は浄行菩薩。
✴︎華歯(けし、プシュパ・ダンティー)
本地は安立行菩薩。
✴︎黒歯(こくし、マクタ・ダンティー)
本地は釈迦如来。
✴︎多髪(たはつ、ケーシニー)
本地は普賢菩薩。
✴︎無厭足(むえんぞく、ラークシャシャ・チャラー)本地は文殊師利菩薩。
✴︎持瓔珞(じようらく、マーラー・ダー
本地は観世音菩薩。
✴︎皇諦(こうだい、クンティー)
本地は弥勒菩薩。
✴︎奪一切衆生精気(だついっさいしゅじょうしょうげ、サルヴァ・サットヴァ・オージョーハーリー)本地は多宝如来。
※本地仏については、明日、またお話致しますね。
十羅刹女さま
私が、この2年間、毎日欠かさず、(意味も何もわからない頃から)『陀羅尼品』が大好きで、読誦させて頂いてきた意味が、ようやくわかりかけてきています。
法華教修行者の御守護、ありがとうございます。
千住堂では、「#巫女舞」「#宮ノ舞」「#仏舞」教室、写仏、写経等で、ご神仏を学ぶ、「書の教室」を開いております。舞も書も性別、年齢を問いません。ご興味がありましたら、
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▪️珊瑚ノ宮 千住堂✳︎華華✳︎の話 神仏習合のお話〜『三十番神』番外編その1
✴︎五番の善神✴︎とは
昨日、日本の暦が、明治政府の政策により、太陰暦→太陽暦に変更になったお話をしましたが、(日本の暦が太陽暦になったのは、明治時代だったんですね。改めて、びっくり致しました。)そのために、
太陰暦では、大の月→30日 小の月→29日 だったのが、太陽暦では 31日の月があるために、『三十番神』に「三十一番の神様」が勧奨される事になりました。それが『五番の善神』さまです。
【『#五番の善神』さまとは】
・二聖(薬王(やくおう)菩薩さま、と勇 施(ゆうぜ)菩薩さま)
・二天(毘沙門(びしゃもん)天さま、と持国天(じこくてん)さま)
・十羅刹女(十人の大鬼人)
・鬼子母神さま
であらせられます。
また、『五番の善神』さまは
〜法華教『#陀羅尼品(だらにほん)第二十六』〜に登場します。
『陀羅尼品』は、法華経の行者(ぎょうじゃ)を守護すべき様を説いている、ご真言ですから、
『五番の善神』さまは、法華教の修行をする者を守ってくださるご神仏です。
私も、巫女尼として
『陀羅尼品』を毎日、読誦させて頂いておりますので、とてもありがたく
たくさんの御守護を、毎日頂いております。
『五番の善神』さま
毎日、御守護いただき、ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
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