巫女尼✳︎華華✳︎の徒然日記
▪️珊瑚ノ宮 千住堂✳︎華華✳︎の話 神仏習合のお話〜『三十番神』番外編その1
✴︎五番の善神✴︎とは
昨日、日本の暦が、明治政府の政策により、太陰暦→太陽暦に変更になったお話をしましたが、(日本の暦が太陽暦になったのは、明治時代だったんですね。改めて、びっくり致しました。)そのために、
太陰暦では、大の月→30日 小の月→29日 だったのが、太陽暦では 31日の月があるために、『三十番神』に「三十一番の神様」が勧奨される事になりました。それが『五番の善神』さまです。
【『#五番の善神』さまとは】
・二聖(薬王(やくおう)菩薩さま、と勇 施(ゆうぜ)菩薩さま)
・二天(毘沙門(びしゃもん)天さま、と持国天(じこくてん)さま)
・十羅刹女(十人の大鬼人)
・鬼子母神さま
であらせられます。
また、『五番の善神』さまは
〜法華教『#陀羅尼品(だらにほん)第二十六』〜に登場します。
『陀羅尼品』は、法華経の行者(ぎょうじゃ)を守護すべき様を説いている、ご真言ですから、
『五番の善神』さまは、法華教の修行をする者を守ってくださるご神仏です。
私も、巫女尼として
『陀羅尼品』を毎日、読誦させて頂いておりますので、とてもありがたく
たくさんの御守護を、毎日頂いております。
『五番の善神』さま
毎日、御守護いただき、ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
千住堂では、「#巫女舞」「#宮ノ舞」「#仏舞」教室、写仏、写経等で、ご神仏を学ぶ、「書の教室」を開いております。舞も書も性別、年齢を問いません。ご興味がありましたら、お問合せくださいね。
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#本地仏
🔹珊瑚ノ宮 千住堂 巫女尼✳︎華華✳︎の話語り🔹 神仏習合のお話〜その1の31『三十番神』
#五番の善神
(#法華教 守護の神さま)
✴︎三十番神✴︎の信仰は、国内の名ある神社三十体を勧請して日番に守護せしめた事に始まります。南北朝時代、その後の室町、江戸期を通じ現在に至るまで、広く民衆の信仰を集めてきました。
明治五年、太陽暦(たいようれき)が採用されると、従来の大陰暦(だいいんれき)を一年の季節に合わせた旧暦(一ヶ月は二十九日か三十日)には無かった三十一日が生じました。その結果、旧来の【三十番神】に空白日の日番役割を担う一神を加える必要から、【五番の善神(ごばんのぜんじん)】が、三十一日の日番として勧請される様になりました。
明治の時代は
大和国、日本として長く長く守られて来た
色んな伝統が、変換された時代だったのですね。『神仏集合』が廃せられるというその激動の中で、今の世まで「三十番神」を
守り、伝えてくださった先人に、感謝申し上げます。
「五番の善神」さまについては
また明日、お話致しますね。
五番の善神さま、31日の御守護
ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
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▪️珊瑚ノ宮 千住堂 巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️ 神仏習合のお話〜その1の30『三十番神』
#吉備大明神
(#吉備津神社)です。岡山県岡山市
【吉備大明神(きびだいみょうじん)】とは
吉備の国は、鍛冶産業や農耕も盛んな豊かな王国を形成していました。それに瀬戸内海の制海権を掌握していた強大国でした。その建国の始祖は【御友別命(みともわけのみこと)】であり、その子の【中津彦命(なかつひこのみこと)】でありました。
この王国をねらって、異国より(鬼のような) 温羅(うら)という悪者が来て、国を乱す事になりました。吉備の国は大和朝廷に鬼の対治を願い出ました。その時、大和朝廷から派遣されたのが武勇の誉れ高い第7代孝霊天皇の皇子、【吉備津彦命(きびつひこのみこと)】でした。『吉備津彦命』は吉備国を平定し再び平和な国となりました。
これが「桃太郎伝説」の原型になったといわれています。
桃太郎がイヌ、キジ、サルに分け与えた『キビダンゴ』は『吉備団子』だったのかしら。。。小さな頃、大好きで、父と二人、よく食べました。その由来が、吉備津彦命さまにあったのですね。そして、桃太郎が鬼から、奪い返した宝物の中には、『珊瑚』が描かれています。実際に、その時代、宝石として珍重され、海外の盗賊からも狙われていたのかもしれません。
✴︎珊瑚は日本の宝✴︎です。
『吉備津神社』には主祭神として『吉備津彦命』が祀られ、これに配して吉備国の始祖である『御友別命』と『中津彦命』が祀られ、また『吉備津彦命』の兄弟である孝霊天皇の皇子、皇女の六柱が祀られています。この主祭神の『吉備津彦命』と合計八柱の祭神は、吉備国の氏神神社に祀られて神体山の神様と合体し、総称して【吉備大明神(きびだいみょうじん)】と申し上げます。
吉備大明神さま、30日の御守護
ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
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#本地仏
▪️珊瑚ノ宮 千住堂 巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️神仏習合のお話〜その1の29『三十番神』
#苗鹿大明神
(#那波加神社 )です。滋賀県大津市
苗鹿大明神(のうかだいみょうじん)】とは
『那波加神社』の御祭神は【苗鹿大明神(のうかだいみょうじん)】です。『苗鹿大明神』は【天太玉命(あめのふとだまのみこと)】が老翁と化し、稲を背負った鹿に導かれて、この地に降臨した神様だと伝えられています。
『天太玉命』とは、天照大神が天の岩戸にお隠れになった時に、天照大神を再び高天原にお出まし頂く為に活躍なさった神様の一人です。
『#天太玉命』は、天香山(あめのかぐやま)へ行って、占いで告げられた通り、天香山の大榊(おおさかき)を取って来ました。その枝に沢山の勾玉(まがたま)をつけ、中枝には大きな鏡(八咫(やたの)鏡)を取り付け、下枝には白や赤や青等の色とりどりの美しい布を垂れ下げて岩戸の前に飾りました。そして御幣(ごへい)を立てて榊の前で礼拝しました。それから八百万(やおよろず)の神々が賑やかにはやし立て、鶏が鳴き立てる外の様子を不思議に思った天照大神は、天の岩戸を細めに開けてご覧になりました。その時、【天手力男神(あめのてじからおのかみ)】が岩戸を開いて『天照大神』の手を取り引き出し奉りました。その時、『天太玉命』はしめ縄を岩戸の前に引き渡されたので、『天照大神』は引き還ることができず、再び高天原に在りました。天地は再び太平の世となることが出来ました。
苗鹿大明神さまは
「天岩戸」で大切なお役目をはたされた神様なのですね。
苗鹿大明神さま、29日の御守護
ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
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#本地仏
▪️珊瑚ノ宮 千住堂 巫女尼✳︎華華✳︎の話語り▪️神仏習合のお話〜その1の28『三十番神』
三十番神『28日』のご守護のかみさまは
兵主大明神
(#兵主大社 )です。滋賀県中主町
#兵主大明神 とは、もともと中国の神様で、武神であり、武器を造る神様として中国古代から崇敬されていた神様です。武器は鉄で造られますので、採鉱や製鉄の技術を持った人々が中国から渡って来て、兵主神を祀り、それが、日本の国造りの【#八千矛神 (やちほこのかみ)】(=大国主神(おおくにぬしのかみ))と合体し、【兵主大明神(ひょうずだいみょうじん)】として広く崇められる様になりました。
「八千矛神」とは、「大国主神」の若い頃のお名前です。このお名前は、「八千もの武器を持つ、強い神様」の意があり。
出雲国が、八十神達の争いでとても混乱していた時代、武神として国を平定し、平和をもたらした神様です。
また、#古事記 には
『#神語 (かむがたり)』(4首の物語的問答歌)の主人公として、記されており
絶生の美女、#沼河比売 (ぬなかわひめ)に求婚し、正妻の#須勢理毘売命 (スセリビメ)さまとの嫉妬、攻防があったりと
「八千矛神」さまは、とにかく、情熱的な神様であらせられました。
このような、俗っぽい神話も親しみ易く、
日本の神話の良いところではないでしょうか。
兵主大明神さま、28日の御守護
ありがとうございます。
※『#三十番神 』とは、#神仏習合 の信仰で、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30柱の神々のことです。
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